2026年9月の中古iPhone 販売相場レポート
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2026年9月の中古iPhone販売相場を、Yahoo!ショッピング・楽天市場・にこスマの出品価格からまとめました。対象は9月の4週分、1,668件の週次集計です。
販売相場は買取と対照的な動きでした。買取が「ほぼ横ばい」だったのに対し、販売は値下がりが値上がりをやや上回る展開です。そして最も明確だったのは、世代が1つ古くなるごとに買取率が下がっていくという構造でした。
販売価格はじりじり下がった
前月比が出せる53機種の内訳です。
| 変化 | 機種数 |
|---|---|
| 値下がり | 19 |
| 据え置き | 19 |
| 値上がり | 15 |
| 変化率の中央値 | -0.1% |
買取が±0.0%で動かなかったのに対し、販売はわずかながら下向きです。値下がり幅の大きかった機種はいずれもiPhone 14〜15世代でした。
| 機種 | 容量 | 9月 | 8月 | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 14 Plus | 512GB | 104,890円 | 108,800円 | -3.6% |
| iPhone 15 Pro | 128GB | 112,980円 | 116,480円 | -3.0% |
| iPhone 15 Pro Max | 256GB | 142,980円 | 147,230円 | -2.9% |
| iPhone 15 Plus | 128GB | 101,290円 | 104,230円 | -2.8% |
一方で値上がりしたのは新機種と、その影響を受けた直近世代でした。
| 機種 | 容量 | 9月 | 8月 | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| iPhone 17 | 256GB | 154,980円 | 138,980円 | +11.5% |
| iPhone 16 | 128GB | 122,600円 | 114,980円 | +6.6% |
| iPhone 17e | 256GB | 106,980円 | 101,980円 | +4.9% |
新品の値上げと、月内の動き
ここまでは8月末との比較でした。ここでは9月の中での動きを見ます。9月10日にAppleが日本国内でのiPhoneの販売価格を引き上げたため、中古の出品価格がこれに反応したかどうかを週ごとに追いました。全4週で価格が取れた53構成の中央値です。
| 週 | 販売価格の中央値 |
|---|---|
| 9月7日の週(値上げ前) | 134,480円 |
| 9月14日の週 | 136,000円 |
| 9月21日の週 | 136,480円 |
| 9月28日の週 | 138,980円 |
構成ごとの変化率で見ると中央値は+0.63%(上昇29・下落23)。わずかに上向きではありますが、この動きを値上げの影響と断定することはできません。9月19日にiPhone 17が発売されており、新機種の登場による相場の組み替えと時期が重なっているためです。
はっきりしているのは買取側です。同じ時期の買取価格はまったく動いていません(値上げをはさんだ329件のうち171件が1円も変化なし)。販売がわずかに上がり買取が動かなかったぶん、9月の後半は買取率がわずかに下がったことになります。
買取価格は販売価格の何割か
同じ機種の買取中央値と販売中央値を突き合わせると、買取率(買取÷販売)が出ます。81機種で比較した結果、中央値は66.9%でした。10万円で売られている端末は、だいたい6万7千円で買い取られている計算です。
この買取率を世代別に並べると、きれいな階段になります。
| 世代 | 機種数 | 買取率の中央値 |
|---|---|---|
| iPhone 17 | 10 | 80.4% |
| iPhone Air | 3 | 76.1% |
| iPhone 16 | 16 | 71.1% |
| iPhone 15 | 13 | 68.1% |
| iPhone 14 | 14 | 64.6% |
| iPhone 13 | 14 | 57.3% |
| iPhone 12 | 10 | 38.5% |
新しい世代ほど買取率が高く、古くなるほど下がります。iPhone 17の80.4%に対し、iPhone 12は38.5%。5世代で半分以下になります。
最も開きが大きかったのはiPhone 12 Pro Max 256GBで、販売83,980円に対し買取31,000円、買取率36.9%でした。
この差は何を意味するか
買取率の低下には、いくつかの要因が重なっています。古い端末ほど在庫として抱える期間が読めず、バッテリー劣化や故障のリスクも上がります。売れ残りの可能性を織り込むと、買取価格を抑えざるを得ません。
売る側から見れば、古い機種ほど「売る」より「使い続ける」ほうが相対的に有利になるということです。iPhone 12を手放しても販売価格の4割弱しか戻ってきませんが、iPhone 17なら8割が戻ります。
ただしこれは率の話であり、金額ではありません。買取率が低くても、販売価格そのものが高ければ手取りは増えます。
出品先による違いは小さい
| 取得元 | 集計件数 | 価格指数 |
|---|---|---|
| 楽天市場 | 468 | 103.8 |
| Yahoo!ショッピング | 842 | 100.0 |
| にこスマ | 358 | 95.4 |
最大でも8ポイント程度の差で、買取側の27ポイントと比べるとはるかに小さいものでした。販売は相場が見えやすく、価格が揃いやすいためと考えられます。
9月のまとめ
- 販売相場はやや下落(中央値-0.1%、値下がり19機種・値上がり15機種)
- 値下がりの中心はiPhone 14〜15世代。値上がりは新機種とその直近世代
- 買取率の中央値は66.9%。世代が古いほど低く、iPhone 17の80.4%からiPhone 12の38.5%まで階段状に下がる
- 9月10日の新品値上げのあと、販売価格は+0.63%とわずかに上昇。ただし買取価格は動かなかった
- 出品先による価格差は最大8ポイントと小さい
集計方法:ショッピングサイトの出品価格を週ごとに集計し、機種・容量ごとの中央値を算出。これは出品価格であって成約価格ではありません。実際にはこれより低い価格で売れることがあります。比較対象の2026年8月は観測が一部の週に限られるため、傾向の目安として読んでください。